オーラルセックスで喉が性感染症に侵される

日本国内では、輸血用血液製剤による感染の減少や性感染症に対する知識の普及により1967年をピークに淋病や軟性下疳、鼠蹊リンパ肉芽腫などの4大性感染症の感染者数が大きく減少していましたが、1996年前後をピークに性行為の低年齢化や性行為の多様化により増加傾向にあり、特にオーラルセックスの普及により咽頭クラミジアや口唇ヘルペス、咽頭淋菌などの性感染症患者が急増しています。

セックスは、一般的に男性の生殖器を女性の生殖器に挿入する行為ですが、オーラルセックスはフェラチオやクンニリングスなど口を使うセックスです。
オーラルセックスは、一般的に避妊するセックスとは異なり、感染者の生殖器に直接唇や口腔内に粘膜が接触するので咽頭クラミジアや口唇ヘルペス、咽頭淋菌などの性感染症に感染してしまいます。

性感染症は、生殖器との接触により感染患者の精液や膣分泌液に含まれる病原菌やウイルスに感染しますが、オーラルセックスは感染患者の生殖器から分泌される精液や膣分泌液に含まれる病原菌や病原ウイルスに感染するだけで無く、咽頭クラミジアや口唇ヘルペス、咽頭淋菌の感染患者の口腔内に蔓延する病原菌や病原ウイルスが生殖器に感染するケースもあります。

咽頭クラミジアや口唇ヘルペス、咽頭淋菌などの性感染症は、喉の炎症や微熱など風邪と似た症状を発症するので感染に気付かずオーラルセックスで感染を拡大する事が多く、無症候性の病態でも増殖し病原菌や病原ウイルスを拡散しているのでオーラルセックスだけで無くディープキスでも感染するリスクが非常に高いとされています。

オーラルセックスは、咽頭クラミジアや咽頭淋菌、口唇ヘルペスの感染リスクを高めるだけで無く、喉の粘膜に感染しているクラミジア菌が気管や主気管支、肺などへの感染拡大を招き、上気道炎や咽頭炎、急性副鼻腔炎、急性気管支炎、急性肺炎などを引き起こすクラミジア肺炎の発症リスクも高めてしまいます。

リステリンでは完全な性感染症予防にはならない

オーラルセックスは、咽頭クラミジアや口唇ヘルペス、咽頭淋菌、クラミジア肺炎などの感染ルートの一つなので液体歯磨きに用いられているリステリンで口腔内の病原菌や病原ウイルスを殺菌する事で感染予防が出来ると考える人も多くいますが、リステリンではオーラルセックスによ性感染症への感染を完全に予防する事は難しいとされています。

リステリンは、100年以上前に開発された消毒液を転用した液体歯磨きであり、2017年には咽頭に感染している淋菌に対して殺菌作用を発揮する事が学会で発表されていますが、淋菌の総数を減少させるだけで完全に死滅させる殺菌作用は科学的に証明されていないので、リステリンの使用でオーラルセックスによる咽頭淋菌への感染を完全に予防する事は難しいとされています。

リステリンは、咽頭淋菌だけで無く咽頭クラミジアを引き起こす単純ヘルペスウイルスに対しても抗菌作用を発揮しますが、喉に感染している病原菌や病原ウイルスを完全に死滅させる殺菌作用は無く、リステリンにより口腔内の病原菌や病原ウイルスを完全に死滅出来たとしてもオーラルセックスで性感染症感染患者の生殖器に直接接触してしまえば、咽頭クラミジアや咽頭淋菌、口唇ヘルペス、クラミジア肺炎へに感染してしまうので、リステリンで性感染症への感染を完全に予防する事は不可能と言えます。

リステリンには、オーラルセックスによる性感染症への感染を完全に予防する効果は無いので、オーラルセックスを行う場合には性感染症感染患者の生殖器には直接接触しない様にする必要があり、現在では咽頭クラミジアや咽頭淋菌、口唇ヘルペス、クラミジア肺炎への感染を予防する為に歯の治療の為に開発されたフィルムを女性の生殖器に貼り付けてオーラルセックスを行うカップルも増加しています。